さんゆうねっと

日本酒 四季の旅。識の旅。

日本の歳時を映す日本酒。四季折々の移ろいと長い年月の中で培われてきた、お酒を巡るお話を。

師走の候

いよいよ2018年も押し迫ってまいりました。12月は、日本酒メーカーにとっての書き入れ時。多くの蔵で今年の新酒が出来上がり、精米から瓶詰までの酒造りのすべての作業工程がフル稼働しています。また、販売の面でも、忘年会にお歳暮商戦と、お正月を控え、一年のうちで一番売り上げが上がる月でもあります。

この時期になると、やはり燗酒(かんざけ)が美味しくなってきますね。燗の付け方には様々な方法がありますが、一般的には徳利や「ちろり」と呼ばれる燗付けの道具をお鍋等にはった湯につけて、ゆっくりと温度を上げていくやり方です。ご家庭では電子レンジで温めることも。

燗酒をより美味しく楽しむ秘訣は、お酒の温度をムラなく均一に温めることです。湯煎の場合は、最初に1分ほど湯に浸けて、30秒ほどで引き上げます。そうすると、徳利や器の内側に熱がゆっくり伝わり、その後に再度温めることで、まろやかなお燗になります。


電子レンジの場合には、アルミホイルを被せるのがお勧め。徳利のように、首の部分が細くて胴体は太い容器だと、細い部分と太い部分で温度に差が出てしまいますので、アルミホイルを被せることで、ムラをなくすことができるのです。これは、日本酒造組合中央会の公式HPでも上手な燗の付け方として紹介されている裏技。皆様もぜひ試してみてください。

?日本酒造組合中央会:冬は燗酒でココロもカラダもぽっかぽか
URL: http://www.japansake.or.jp/sake/kanzake/page-3.html