さんゆうねっと

日本酒 四季の旅。識の旅。

日本の歳時を映す日本酒。四季折々の移ろいと長い年月の中で培われてきた、お酒を巡るお話を。

葉月の候

夏の盛りは、どうしても食欲が落ちてしまいますね。そんな時には「甘酒」。甘酒は、江戸時代から夏の季語です。栄養点滴の成分と同じく、ビタミンB類やオリゴ糖、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸やブドウ糖も含まれており、疲労回復にはもってこいなんです。

甘酒には、酒粕と米麹から作られたものがあります。酒粕で作られた甘酒は、食物繊維が豊富。でも、アルコールが含まれるので、お子様や妊娠中の方、運転される方は控えましょう。米麹から作られた甘酒は、ミネラルが豊富に含まれていますが、食物繊維は少なめ。ブドウ糖の自然な甘みが感じられ、アルコールは含まれていません。

もう一つ夏に良いのは「梅酒」。最近は、日本酒で仕込んだ梅酒が人気を集めています。
基本的にはホワイトリカーや焼酎ベースのものと同じ作り方ですが、日本酒が本来持つ自然な甘さを殺さないため、添加する糖類の量が少なめになっています。加糖を抑えることで、日本酒と梅の自然な甘味がより引き立ち、カロリーも控えめになります。岩手県の南部美人という蔵には、ベースとして使用する日本酒の甘みを引き上げて、砂糖を一切加えない「糖類無添加梅酒」という商品もあるほどです。

今の時期、様々な日本酒メーカーから梅酒が発売されていますので、是非お気に入りを見つけてみてください。